男の人

躁うつ病とうまく生活

女の人

二つの人格と付き合う

双極性障害の患者さんと接していると、ある日突然ハイな性格に変わってひどいことをされたり、社会的な損害を被ったりするといったケースも珍しくありません。あまりにも重度の場合は双極性障害と言えども犯罪を犯してしまう人も少なくありません。こうした深刻な状況にならないためにも、普段から家族や親友らが病気の症状に対する正確な理解をしておく事が大切です。双極性障害を患っている人はハイの時の症状に対して自分自身自覚がなく、例えるとふわふわとした様な、定まらない感覚で態度に表現されることがあります。そのため周囲の人は普段の患者さんとの性格の見分けが付かず、悪い人だと誤解してしまう事も少なくないのです。ただ、お金を無責任に使いすぎてしまったり、嘘をついては黙り込むなどして周囲を騒ぎ立てさせるといった問題行動を心の底では楽しんでいる一面もある場合があります。普段は落ち着いた性格であっても、突然他人の不幸を喜んだり、困っている人を見るとヘラヘラとした態度を取って周囲からわざと嫌われるような行動を取る事があります。これは自分が寂しく、不安で満たされない感覚に襲われる気分になり、こうした「不幸だと思い込んでいる自分」を認めないようにするためにも無理やり他人の気を引きつけようとする行動をとる場合があると言われています。

さらりとした対処を

双極性障害やうつ病など、メンタル面と強く関わりがある症状を持っている精神病の患者さんは一見すると心の弱い人と勘違いされる場合もあります。しかしこれは誤解であり、それは脳の神経構造が症状を悪化させてしまっている可能性もあるためです。一言で双極性障害とはいっても、症状の原因には様々なものがあります。脳の神経系に原因がある場合では一時的に脳の神経状態が活動的になり、ノルアドレナリンやドーパミンなどといった「モノアミン」と呼ばれている神経伝達物質が過剰に分泌される事で起こる事があります。そのため薬による治療ではこのモノアミンの分泌を薬で抑える事で、双極性障害による深刻な社会低損失を未然に防ぐことができるようにすることが目的になる場合もあります。また双極性障害の患者さんと長く付き合いをしていると、だんだんその人の感情の表現方法のパターンが分かってくる事があります。気分がハイになり、興奮気味の時にはあまり親しくなろうとせず、どちらかというと冷たくさらりと接している方が相手のためにもなる事があるのです。あまりにもハイな状態で無理な要求をする場合には、支える家族の立場としてさらりとした付き合いをする事が大切です。相手の気持ちを分かってあげる付き合いとの、両方の付き合い方ができると効果的に接しやすくなる場合もあります。接し方は精神病の本などに詳しく解説されているので参考にしましょう。